ナムラブログ

古典占星術とか世相とかについて思ったまま書き綴る南村悠介の雑記ブログ

英語の辞書を使うコツ

 今日はちょっと実用的なお話をします。

 「英語で書かれた占星術書を読んで古典占星術を勉強したい」と思う方はたくさんいらっしゃるでしょう。しかし、実際に英語のテキストを読もうとすると未知の単語のオンパレードで、なかなか前に進めないという方もいらっしゃるでしょう。もちろん辞書を引けばいいのですが、同じページに知らない単語が20個、30個・・・と出てきたら、もはや辞書を引く気力さえ失せてしまいます。 

 そこで参考になるかどうかはわかりませんが、ナムラ流辞書の使い方なるものをご紹介してみたいと思います。

 

 まず、紙の辞書は使いません。ネット上には無料で使える辞書がたくさんあるので、それらを使います。

 また、単語帳などは作りません。せいぜい本のページの余白にちょこちょこっとメモを書き込む程度。できれば両手はパソコンのキーボード上に置いておき、いつでもネット辞書を使えるようにしておきます。

 

 また、書見台を使うと読書スピードが上がります。海外の占星術書はいわゆるペーパーバックと呼ばれる安直な作りの本が多く、あるページを開いたままにしておくことができません。手を放すとページが閉じてしまうので、そのページを開いたままで固定しておくには書見台が便利です。

 書見台はアマゾンで検索すると手頃な値段でたくさん出てきます。ちなみに私が以前使用していたのはこれ です。今ではもう辞書と首っ引きで読むこともなくなったため、これを使う機会は減りました。しかし辞書を引きまくる必要があるうちは書見台があった方が便利です。

 

 次に、ネットの辞書を使いこなす最大のコツ(と私が思っていること)をお話しします。それは画面上に同じ辞書のタブをたくさん出しておく、ということです。 

 もし1つのページに知らない単語が20個、30個・・・とあった場合、これは1つのセンテンスに知らない単語が4つ、5つはあることになります。紙の辞書を使う場合、まず1番目の単語を調べ、次に2番目を調べ、3番目を調べ、そして4番目、5番目あたりを調べ終わり、さあ、そのセンテンスを読もうとした時、1番目や2番目あたりに調べた単語の意味が忘却のかなたへ去ってしまっている場合があります。そこでやむなく調べ直しになるのですが、そうしている間に今度は4番目、5番目あたりに調べた単語の意味を忘れてしまい、それもまた調べ直し、ということになります。 

 そうした余計な苦労をなくすには、ネット上に同じ辞書ページのタブをあらかじめ5個か6個くらい出しておけばよいのです(下の図を参照)。そして1つの辞書ページで1個の単語を調べたら、すぐに新しいタブに移動します。そしてその新しいタブで出てくる辞書ページで2個目の単語を調べます。さらに3個目の単語を調べる際はさらに新しいタブに移動して、そのタブで出てくる辞書ページで調べるのです。このやり方ならそのセンテンスに出てきた不明単語がいずれかのタブに残っているわけですから、忘れても調べ直す必要がありません。

  下の図では

I read this book.

というセンテンスが出てきて、もしread、this、bookの3つの単語の意味がわからなかった場合のタブの使い方を示しています。使っている辞書はgoo辞書です。

 

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 今日、ここに書いた「コツ」というのはいずれも大切ではありますが、私の中では初歩的なコツに過ぎません。今日、ご説明した内容だけではネット辞書の本領を最大限に発揮したことにはならないので、その「ネット辞書の本領発揮」については次回の記事でお伝えしたいと思います。