志村さんの死を聞いて

　昨日の朝、志村けんさんの死を報じるニュースを見て、私は不覚にも腰が抜けそうなほど驚いたのでした。

　東京都知事が何を言おうとビビらなかったのに…、全世界でどれだけ多くの死者が出ようと今いちピンと来なかったのに…、国民的エンターテイナーであった人物の死を聞いて、今、全世界がどれだけ深刻な事態に直面しているかをあらためて実感したわけです。
（アホっ！ちょっと遅いんちゃうか！？）

　昨日、初めてマスクをして外出しました。外出先で仕事関係の女性から「おっ、ついにマスクを付けましたね」と言われる始末。実はマスク程度で「どうにかなる」とは思っていません。マスクを付けるというのは、ひょっとしたら共同募金の「赤い羽根」のようなものかもしれません。

　実際、コロナウイルスの犠牲者の皆さんがみんなマスクを軽視していたわけではないでしょう。いや、ほとんどの方がマスクをしていたと思います。だからマスクをしないからと言って、その人を反逆者のように見なすのはおかしいと思います。しかし、「何かしなくちゃ！」という思いはあります。それがマスクを付ける、ということなのでしょうか。なんだか変な文章ですね。スミマセン。

　ニュースで「経済的損失がナン兆円」という話をしています。しかしこのナン兆円、別に地上から消失したわけではありません。本来、世の中に出回るはずだったお金が出回らなくなった金額が、そのナン兆円だというだけです。だから、経済的な部分をあまり深刻に考え過ぎてはいけないのです。その辺のニュアンスをマスコミもしっかりと伝えていただきたいものです。そのナン兆円分を人為的に動かすのが政治の役割です。政治家にはぜひとも頑張っていただきたいと思います。