ナムラブログ

古典占星術とか世相とかについて思ったまま書き綴る南村悠介の雑記ブログ

なるほど飢え死にすればコロナでは死なないわけだ。

 東京都知事はやたらに横文字を使いたがる人ですが、その都知事の口から飛び出したオーバーシュートという横文字がわかりにくいからといって、それを感染爆発と言い換えたところでいったいどれほどのメリットがあるのでしょう?

 そもそも「バクハツ」という言葉を聞いて、いったい誰が冷静でいられるでしょうか。むしろ恐怖感をあおるっているだけではないのか。

 

 私はほとんどテレビを見ない人間ですが、昨日、久しぶりに朝昼のワイドショーを見てみて、その「あおりぶり」に驚きました。

 おまけに首都封鎖とはいったいナンダ!?

 昔、ナポレオンがイギリスに対して大陸封鎖を断行したのは歴史で学んだ記憶がありますが、首都を封鎖するということは日本の心臓を意図的に停止させるということなので、これでは首都沈没、いや日本沈没を招くではないか。封鎖なる政策がロクな結末を迎えないのは歴史の証明するところです。

 

 また、例の都知事が「週末外出禁止令」のようなものを出したばかりに近所のスーパーの棚から大方の商品が消えてしまった。こっちはただ単にコメを買いたかっただけなのに、そのコメがない!

 

 新型コロナで一番打撃を受けているのは、もちろん感染者。しかし人数的にはいわゆる客商売をやっている人たちすべてが今や瀕死の状態です。会社勤めで、とりあえず今月も来月も固定給が約束されている人には今一つピンとこないと思いますが、いわゆる客商売の人たちが今どれほど絶望の淵に立たされているか、それを政治家もマスコミもまったくわかっていません。それがわかっていれば、もう少し「言い方」というものを工夫すると思うのですが。

 

 客商売をやっていて今日も明日も稼ぎがなければ、ただ「座して死を待つ」のみ。死んでしまえば、もちろんコロナに感染する心配はなくなります。
 めでたし、めでたし。